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INTERVIEW

資料作成に追われた日々から、お客さまとの対話へ。Salesforceコンサルが「要件定義の民主化」と、1プロジェクトあたり150時間の工数削減を実現

株式会社テラスカイ様にAcsim導入の効果をお聞きしました。資料作成工数を1プロジェクトあたり約150時間削減し、4か月のプロジェクトで回せるヒアリングから提案までのサイクルを2倍に増やした事例をご紹介します。

Acsim Team
資料作成に追われた日々から、お客さまとの対話へ。Salesforceコンサルが「要件定義の民主化」と、1プロジェクトあたり150時間の工数削減を実現
#INTERVIEW
  • 社名:株式会社テラスカイ
  • 業種:Salesforceをはじめとするクラウドサービスの導入支援・開発
  • お話を伺った方:株式会社テラスカイ DXコンサルティング部 部長 吉田さま/同部メンバー 礒貝さま・山本さま

導入前の課題と導入後の効果

ヒアリングと修正の繰り返しに追われ、本来のコンサルティング業務に集中できないジレンマ

──まずは、テラスカイさまの事業内容と、DXコンサルティング部の役割を教えてください。

吉田さま: 当社はもともと、Salesforceを中心としたクラウドインテグレーターとして、クラウドインテグレーション事業と製品事業を展開してきました。2026年からは「クラウドインテグレーターからAIインテグレーターへ」という転換を掲げ、独自のAI駆動開発モデル「BLADE(ブレード)」によるシステム開発から、70種類以上のアプリケーションと連携できるMCP対応AIプラットフォーム「mitoco Buddy」の提供まで、包括的なAIソリューションを展開しています。

私たちが所属するDXコンサルティング部は約10名のチームです。お客さまの現状業務(As-Is)を分析・整理したうえで、あるべき理想の業務プロセス(To-Be)を設計し、開発部門へ引き渡すまでを担う上流工程(業務分析・要件定義)の専門部隊です。

──Acsim導入前、要件定義の業務でどのような課題を感じていましたか。

礒貝さま: お客さまの業務を理解することが最初の大仕事です。業務フローが整備されていないケースも多く、各部署に一つひとつヒアリングを重ねながら、Excelで業務フローを作成していました。ただ、一度のヒアリングですべての情報を拾い上げるのは難しいのが実情です。「作成しては確認し、情報を足す」作業を何度も繰り返すため、ヒアリングのたびにフローを描き直す必要があり、業務フローの作成だけで膨大な時間がかかっていました。

また、チーム内のメンバーは経歴や経験年数が異なるため、人によってヒアリングの観点や作成する資料のクオリティにばらつきが出やすいことも課題でした。

山本さま: 時間の制約も大きな課題でした。As-Isのヒアリングと業務フローの作成だけで1〜2か月かかることも珍しくなく、4か月のプロジェクトでは、ヒアリングから提案までのサイクルは2回が限界でした。

PowerPointやExcelでの資料作成に時間が取られすぎてしまい、本来コンサルとして最も集中すべき「課題の深掘り」や「具体的な改善提案」に十分な時間を割けていませんでした。 さらに、Excelの業務フローでは「どのプロセスにどれだけの時間がかかっているか」を定量的にお客さまへ提示できないという制約もありました。

インタビューで要件定義の課題について話すテラスカイさまのメンバー

メンバーの口コミから始まった検討。業務フローの“定量化”が決め手に

──Acsimを知ったきっかけを教えてください。

吉田さま: 現在のチームメンバーの一人が前職でAcsimを使っていて、「業務フローの構造化や可視化がスムーズにできて、かなり効果が出た」と勧めてくれたのがきっかけです。そこで、まずはチームで試してみることになりました。

──他のツールとの比較も含め、Acsimを選んだ決め手を教えてください。

吉田さま: いくつかのツールと比較しましたが、決め手になったのは、「業務フローの可視化」に加えて「どの作業に何分かかっているか」という所要時間まで定量化できる点です。「お客さまにROIを示しながら提案するコンサルティングを実現できるか」という観点で最もマッチしていたのがAcsimでした。社内決裁も非常にスムーズに進みましたね。

「作業の時間」が「議論の時間」へ。資料作成工数を150時間削減し、打ち合わせ時間は体感4倍に

──現在の具体的な活用方法について教えてください。

山本さま: ヒアリングの事前準備からAcsimを活用しています。まずお客さまからいただいた既存資料をAcsimに読み込ませ、ヒアリングリストを自動生成します。これにより、質問設計の質とスピードが格段に上がりました。

実際のヒアリング結果もAcsimに記録・整理し、それをもとにAs-IsとTo-Beの業務フローを自動生成しています。

2026年5月に新型Acsim(専用環境プラン)※に切り替えてからは、Acsim内のすべての機能でAIエージェントが使えるようになりました。以前は一部手作業で整えていたフローの修正も、今はAIエージェントに指示するだけで完結します。この変化は大きかったです。

礒貝さま: AIエージェントで修正できるようになったことで、一つのAs-Isに対して複数のTo-Beパターンをスピーディーに提示できるようになりましたね。

※新型Acsim:AIエージェントを中核に据えて刷新したAcsimの新バージョン。業務フロー、要求一覧、設計書など、Acsim内のすべての機能に対して、チャットで指示するだけでAIエージェントが作成や修正を行います。AIからの変更提案は差分を確認してから反映できるほか、自社のノウハウを独自のエージェントとして組み込むことも可能です。お客さまごとの専用環境で提供します。

ノートPCを前にAcsimの活用方法を説明するテラスカイさまのメンバー

──導入後、業務にどのような変化がありましたか。

山本さま: 大きく2つあります。1つ目は「PowerPointでの図形描画作業からの解放」、2つ目は「お客さまとの合意形成のスピードアップ」です。以前はヒアリングした内容をもとに、PowerPointで四角の図形を出してコピペし、矢印を伸ばすといった「作業」に追われていました。今はAcsimの画面をお客さまと一緒に見ながらヒアリングを進め、「ここを変えましょう」とその場でフローを修正したり、「後続工程のために残しておきますね」とメモを書き込んだりしています。その場で目線を合わせながら合意形成できるので、打ち合わせ後に発生していたPowerPointへ清書し直す持ち帰り作業も、完全になくなりました。

私たちの立ち位置も、単に「資料を作る人」から、「一緒に課題を可視化して議論するパートナー」となり、お客さまとの関係性そのものが変わったと感じています。

礒貝さま: 加えて、各プロセスにかかる時間を数字で可視化できるようになったことも大きな変化です。「お客さまは、この業務に時間がかかっている」というデータが見えるため、課題の優先順位づけにもそのまま活用できます。

山本さま: さらに、「新卒・若手メンバーの育成や即戦力化」にも大きな効果が出ています。新しいメンバーがプロジェクトに入ったら、まずAcsimを使ってお客さまの業務を整理してもらいます。その作業自体が、業務を理解するためのインプットになっています。以前は、経験の浅いメンバーがベテランと同じ水準の業務フローを作るのは困難でした。それが今では、新卒メンバーでも一定水準の成果物を作れるようになりましたので、まさに「要件定義の民主化」だと感じています。

──具体的な数字で成果を教えていただけますか。

吉田さま: プロジェクトごとに成果は異なりますが、たとえば、1プロジェクトあたり約150時間の資料作成工数を削減できたケースがあります。資料作成時間が大幅に短縮されたことで、4か月のプロジェクト内で回せるヒアリングから提案までのサイクル数が2回から4回へと倍増しました。お客さまとの対話を重ねるほど提案の精度は上がります。だからこそ、資料作成の時間を対話に回せるようになったインパクトは非常に大きいです。

山本さま: 以前は準備や資料作成に追われ、お客さまとの打ち合わせは、週に1〜2回が限度でした。それがAcsim導入後は準備や清書の手間が減ったため、多い日には1日3件、1〜2か月で30〜50本ものヒアリングを重ねられるようになったんです。体感では、お客さまとの打ち合わせや議論に割ける時間が約4倍に増えました。作業に追われていた時間を「お客さまの課題をより深くヒアリングする時間」や「より付加価値の高い提案を練る時間」に充てられるようになったことが、一番大きな変化です。

ノートPCを操作しながら笑顔で話すテラスカイさまのメンバー2名

独自のAI駆動開発モデル「BLADE」とAcsimを接続し、上流から実装まで一気通貫の未来へ

──今後、Acsimの活用をどう広げていきたいですか。

吉田さま: 今はDXコンサルティング部を中心に使っていますが、社内の各事業部にも1アカウントずつ渡して、トライアルで使ってもらっています。Acsimは開発部隊などコンサル以外の部門でも活用できると考えているので、社内展開をさらに進めていきたいです。

──テラスカイさまでは独自のAI駆動開発モデル「BLADE」を展開されていますが、Acsimとの関係性や将来の構想についてお聞かせください。

吉田さま: BLADEは、AIを活用してSalesforceの高品質な開発・実装をするモデルです。現在は、最上流の業務分析・要件整理をAcsim、下流の実装をBLADEという役割分担で進めています。

今後は、Acsimで構造化した業務フローや要件定義のアウトプットを、BLADEのインプットとなる「ユーザーストーリー」としてシームレスに引き継ぐ構想です。上流から下流までがAIで一気通貫につながれば、当社のDXコンサルティングとシステム開発を、より速く、より高い品質でお届けできると考えています。

身ぶりを交えて今後の構想を語るテラスカイさまのメンバー

──最後に、同じような課題を抱えている企業へ、一言メッセージをいただけますか。

山本さま: Acsimを導入して、純粋に「働きやすくなった」と感じています。どんなに時間をかけてきれいなPowerPointを作っても、お客さまにとって、かけた時間は価値になりません。重要なのは意味のある議論をすることです。無駄な作業に追われず本質的な議論に時間を使えるようになり、プロジェクトもスムーズに回るようになりました。同じように「作業に追われている」と課題を感じているチームにはぜひ試していただきたいです。こうした環境づくりは、コンサルタントの定着にとっても大きなプラスになるはずです。

──今後もお客さまとの有意義な時間を創出するためのお手伝いができるよう、日々ブラッシュアップしてまいります。貴重なお話をありがとうございました!

▼ご協力いただいた企業様

株式会社テラスカイ

株式会社テラスカイ

コーポレートサイト:https://www.terrasky.co.jp/

2006年の創業以来、常に先進のテクノロジーを社会実装し、お客様のビジネス成功と持続可能な成長を牽引するクラウド・AIカンパニー。Salesforceのコンサルティングパートナーとして、金融、保険、医療、サービスなど広範な業界のDXを支援するとともに、AI駆動開発モデル「BLADE(ブレード)」、さらに顧客企業のSalesforce開発を支援するAI駆動開発プラットフォーム「BLADE SAYA(読み方:ブレード サヤ)」や、MCP対応AIプラットフォーム「mitoco Buddy」を展開。

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