INTERVIEW

長年の経験に頼った属人業務を構造化。業務フローの可視化と標準化で、全社DXの加速へ

株式会社ニューギンホールディングスの製造部門DX推進責任者 鈴木登希生様に、基幹システム刷新プロジェクトにおけるAcsim活用の成果と、グループ全体のDX推進への展望についてお話を伺いました。

Acsim Research Team
長年の経験に頼った属人業務を構造化。業務フローの可視化と標準化で、全社DXの加速へ
#業務フロー#DX推進#基幹システム#インタビュー
  • 社名:株式会社ニューギンホールディングス
  • 業種:遊技機部品の開発・製造・販売
  • お話を伺った方:株式会社ニューギンホールディングス 製造部門 DX推進責任者 鈴木 登希生 さま

基幹システム刷新プロジェクトを機に、ブラックボックス化した業務の可視化が急務に

──ニューギンホールディングスさまの事業内容と、鈴木さまが担当している業務を教えてください。

鈴木さま: ニューギンホールディングスは、パチンコ・パチスロの遊技機を展開しており、グループ全体で企画から製造、販売、直営ホールの運営まで一貫して手がけています。

私はそのなかで、グループ全体の製造部門におけるDX推進の責任者を務めており、社内の業務改善や、基幹システムの刷新プロジェクトなどに広く関わっています。

──Acsimを導入した背景を教えてください。

鈴木さま: きっかけは、グループ全体で進めていた基幹システムのリプレイスプロジェクトです。現場ごとに異なる業務を整理し、どう再設計するかを検討するなかで、まずは現状の業務を正しく見える化することが急務でした。

ちょうどそのタイミングで、導入を検討していた基幹システムが出展する展示会に参加した際、たまたま訪れたROUTE06さんのブースで「業務フロー整理に特化したAIツール」としてAcsimを知りました。他のツールと比較する間もなく、「これだ」と直感的に思い、即座にトライアル導入を決めました。まさに"ご縁"だったと思います。

──Acsim導入前は、主にどのようなことに課題を感じていましたか。

鈴木さま:一番の課題は、業務全体の流れを正確に把握できていなかったことです。弊社は10〜20年選手のベテラン社員が多く、それぞれが長年の経験に基づいて独自のやり方で業務を進めていました。そのやり方が"当たり前"として根付いてしまっていた結果、業務の属人化が進み、全体像を把握するのが困難になっていました。

実際にヒアリングをしても「昔からこのやり方なんです」といった曖昧な回答で、なぜこの手順なのか、どのような背景があるのかといった情報が引き出せません。こうした属人性の強さが、業務改善や効率化の妨げになっていたと感じています。

これまではその状況でもなんとか業務が回っていたため、目立った問題にはなっていませんでしたが、今回、基幹システムのリプレイスにあたり業務の可視化・整理をする必要が生じました。また、グループ全体のDX推進の観点からも、現状(As-Is)と理想(To-Be)を整理する必要がありました

とはいえ、社内には業務フローを描いた経験のある社員がほとんどおらず、私自身も含め「どう整理すればよいか分からない」という状況でした。何から手をつけていいか分からず、業務の可視化自体が大きなボトルネックになっていたんです。

課題

外部コンサルとの連携もスムーズに。期間の短縮で数百万円分のコストを削減

──導入の決め手はなんだったのでしょうか。

鈴木さま: スケジュール的にAs-Isの業務整理が急務だったという背景もあり、 「まずはたたき台として進められる」 ということが最大の決め手でした。業務全体が属人化し、どこから手をつければよいかわからない状況の中で、Acsimは"最初の一歩"を踏み出す背中を押してくれたように思います。

加えて、導入前に説明を受けた、会話の記録やメモをもとに業務プロセスを自動で構造化してくれる機能にも魅力を感じました。業務の流れをただ描くだけではなく、曖昧な情報を整理して「誰が見ても理解できる形」に落とし込むことができる点は非常に頼もしいなと感じました。

また、複数人で共同編集できる点も、現場での利用を後押ししました。価格面でもトライアルから気軽に導入でき、「これならリスクなくできそうだ」と思えたことが、導入の決断につながりました。

──実際に活用されて、どのような効果がありましたか。

鈴木さま: 最も大きな効果として感じているのは、As-Isの業務整理が圧倒的にスムーズになったことです。これまでは何から手をつければいいか分からなく苦戦していたのですが、Acsimを活用することで業務の全体像がすぐに把握できるようになりました。

さらに印象的だったのは、外部コンサルとの連携のしやすさです。Acsimで可視化・整理した情報をもとに情報共有をしたところ、コンサル側も初回の打ち合わせ前に全体像を把握できており、以降のヒアリングがスムーズに進行しました。打ち合わせの回数や内容の深度も効率化され、結果的に工数が大幅に削減されたと実感しています。

仮にAcsimを使わず、全てをコンサルに外注していたら、ヒアリングだけでも1〜2ヶ月、全体で2〜3ヶ月は余計に時間がかかっていたでしょう。その分、数百万円規模のコンサル費の削減にもつながったと感じています。

全体のプロジェクトスケジュールの遅延も免れることができ、Acsimの導入は大きな価値がありました。

効果

製造現場から全社展開へ波及。Acsimがグループ全体のDXを支える基盤に

──最後に、今後の展望を教えてください。

鈴木さま: 現在は製造部門を中心に「Acsim」を活用していますが、業務の可視化や整理が効率的に行えることから、他部門でも使ってみたいという声があがってきています。すでに営業部門では活用が始まっており、着実に社内展開が広がっているところです。

私は、グループ全体のシステム刷新を推進する立場であるため、各部署に「まず業務を整理してください」と依頼しなければならない場面も多いのですが、業務整理は手間がかかるため、なかなか言い出しにくいのが本音です。

その点、Acsimであれば 「簡単に業務が整理できるツール」として紹介できるため、提案のハードルも下がり、全社的な導入も現実的になってきました。

また、弊社はシステム構築などを外部に依存している部分が多いという課題もあるので、情報システム部門でも「Acsim」を活用することで、外注依存の軽減やコスト削減にもつながるはずです。

今は主にAs-Is整理に活用していますが、今後はTo-Be設計や業務分析といった領域にも活用範囲を広げていきたいと考えています。最終的には、新人育成といった人材面での効果も期待しており、「Acsim」は今後のニューギングループ全体のDX推進を支える重要な基盤になっていくと期待しています。

展望

──今後もさまざまなプロジェクトをご支援できるよう努めてまいります。貴重なお話をありがとうございました!

ご協力いただいた企業様

株式会社ニューギンホールディングス

株式会社ニューギンホールディングス

コーポレートサイト:https://www.newgin.co.jp

ぱちんこ・パチスロ遊技機の開発・製造・販売を手掛け、グループ全体で企画から製造、販売、直営ホールの運営まで一貫して展開。キャッチフレーズは「あそびにマジメ」。

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